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保育所と幼稚園を合わせた施設
保育所は子どもの「保育」を中心としており、幼稚園は子どもの「教育」中心としているため、基本的な保育・教育方針が違います。したがって、どうしても保育所よりは幼稚園の方が学習の面では先を行く形になります。しかし、共働き家庭などでは子どもを送迎が必要で、なおかつ保育時間が短い幼稚園に通わせることが不可能な場合が多く、実際には保育所と幼稚園で等しく教育の機会が与えられているとは言えません。幼保一元化とは、保育所と幼稚園を合わせて、子どもたちに等しく保育と教育の場を与える試みです。幼保一元化によって、保護者の就労形態にかかわらず保育・教育の機会が等しく得られるため、保護者の選択肢も増加します。子どもとしても幼稚園より多くの年齢の子どもと智に過ごすことができ、より望ましい発達が期待できる、とされます。近年問題となっている待機児童もこの幼保一元化によって減少する、と期待されています。幼保一元化によって、教員などの人件費の問題や、施設の整備・維持費などの経済的な無駄を削減できるとされていますが、なかなかこの幼保一元化はすすみません。一つには教育者が少ない、ということがあげられます。幼稚園教諭と保育士の資格に差があり、幼稚園教諭が不足しているのが残念ながら現状です。また、幼保一元化に伴う保育費も問題です。認可保育園の場合は、保護者の所得等によって保育料が決まりますが、幼稚園の場合は一律料金のため、なかなか思うようにそのすり合わせができていません。